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軍艦島 長崎の世界遺産 九州旅行 Part.5

執筆者の写真: 職人タカシ職人タカシ

更新日:2022年1月24日



軍艦島とは(ぐんかんじま)2015年に世界遺産に認定された炭坑です。長崎半島の西に位置する、小さな端島(はしま)という島が丸ごと海底炭坑と居住区でした。1891~1974年に採掘がされ、全盛期には5300人を超える住民がいました。閉鎖後は撮影ロケーションとして注目され、近年では007スカイフォールや、進撃の巨人などが収録されました。私も今回の軍艦島上陸に備えて、ドキュメンタリーを観ました。

軍艦島クルーズ

⑧軍艦島へのアクセス

軍艦島クルーズを行っている業者は、2022現在5つあります。各社を比較検討した結果、迷わず「やまさ海運」に決定。港に停泊している大型帆船「観光丸」はやまさ海運が運営しています。それだけで、規模が大きく老舗であることが分かります。


それに、ここのツアーが一番早く港を出港し、一番早く帰港するのも大きなポイント。しっかり観光しながらも、時間を節約したい人にぴったり。(業者によっては他の港に寄り道してお客さんを乗せるために、ツアー時間が長くなっているものがあります。)


ネット予約ができて早割もあります。9時出発なので、8:30頃には長崎港ターミナルビルで乗船手続きを済ませたいところ。コンフォートホテル長崎で朝食バイキングを頂き、チェックアウト。車は港近くのホテル提携駐車場に停めっぱなしで、そのままクルーズツアーに行きます。


ターミナルには各社の受付が並んでいるのですが、この時間に開いているのはやまさ海運だけ。誓約書を出して、乗船手続きをします。誓約書と言っても内容は「立ち入り禁止エリアに入らない。ゴミを捨てない。ツアー会社の指示に従う。」など、常識的なことだけです。


軍艦島クルーズ船マルベージャ
軍艦島クルーズ船マルベージャ

⑨やまさ海運の軍艦島クルーズ

乗船の時間になりました。予定のツアー開催時間は9:00-11:30です。どうやら軍艦島クルーズ用に2隻の船を持っているようで、そのうちの一隻「マルベージャ」に乗り込みます。コロナ禍ですので、乗客は少なめです。200人以上乗船できる船ですが、今回はおそらく40人くらい。ネット予約したときは、午後の便は大体の日程が予約いっぱいでした。どうやら、修学旅行など団体客は午後の便に乗ることが多いようです。確かに、団体旅行で港に8:30に集合は少し難しいですね。

ジャイアント・カンチレバークレーン
ジャイアント・カンチレバークレーン

船は室内になっている1階と、オープンテラスになっている2階があります。もちろん、見晴らしの良い2階へ。やまさ海運の指導員(船員)がキビキビと出航の準備をしています。訓練された動きと装備をみて、このツアー会社を選んで正解だったと思いました。


長崎港から軍艦島へのクルージング中も、見どころが満載で大忙し。船内アナウンスで見どころを教えて下さるので、見逃すことはありませんでした。


最初に見えるのは、三菱長崎造船所のジャイアント・カンチレバークレーン。(画像右の緑のクレーン)明治42年にヨーロッパから輸入された巨大クレーンで、現役です。明治日本の産業革命遺産の構成リストに入っている一つで、UNESCOに登録されている世界遺産の1つ。


自衛隊艦
ドックに係船する自衛隊の艦?

クレーンの次は、巨大な艦を2隻みることができました。国旗が掲げてあるし、自衛隊のためのもので間違いないと思います。こんなに近くで見る機会がないので、その珍しさに目が釘付け。造船したてなのか、メンテナンスのため係船しているのかはわかりません。たぶん、尋ねても国家防衛機密なので、教えてもらえないかも。


女神大橋
女神大橋

この女神大橋をくぐると、だいぶん開けた海になってきます。湾内遊覧クルーズをする船は、この辺でUターンします。

神ノ島教会とマリア像
神ノ島教会とマリア像

女神大橋をすぎてすぐに、この神ノ島教会とマリア像が見えます。

三菱重工100万トンドック
三菱重工100万トンドック

今までの見どころは全て進行方向右側に見えていましたが、今度は左側です。戦艦「武蔵」を作った三菱重工100万トンドック。大島造船所に売却が決まったと2021年にニュースで報道されていました。

伊王島大橋
伊王島大橋

もう一つの橋、伊王島大橋をくぐると長崎の街はほとんぼ見えなくなります。進行方向を見ると、島が二つ。奥にある島の色が、明らかに他の島と異なります。島全体がコンクリート色です。あれこそまさしく世界文化遺産、軍艦島!

軍艦島上陸は目前
軍艦島上陸は目前

期待に胸を膨らませながら、桟橋を探します。え、、、?どこから入るんこの島?


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